マザードマップ、防災マニュアルのみを頼りにし、その時の状況判断をせずに避難方法を決めるのは、最も悪い方法である。そのような判断で被災すると、想定外という言葉で対応できなかったことを説明しようとする。大川小学校の裁判の判決は、ハザードマップに津波浸水域と想定されていなくても、当時の広報車による街宣は津波襲来の予想を可能にしたと判断し、ハザードマップのみに頼った判断を棄却した。これに対して石巻市は、見解を当初から変えずに津波は想定外で避難方法に判断の誤りはなかったと主張し、市議会も賛成多数で控訴することが決定した。ハザードマップは、ある想定の下で作成されたもので、自然災害は想定を超えることがしばしはあるのは、津波のみならず、台風、集中豪雨ですでに経験していることである。市はハザードマップのみに根拠を置いた避難が誤りであったことを認めれば、控訴はしないはずであるが、市議会で控訴が決定されたということは、今後も石巻市はハザードマップに重点を置いた防災対策を進めるということであろうか。これでは遺族が悲しみ失望するのも最である。今後の防災対策を構築する上でも石巻市は控訴すべきではない。