静岡県の公立小中高・特支校のうち津波浸水域内には79校があり、浜松市は最多の22校あると中日新聞の記事にあった。遠州灘沖で発生する巨大津波はわずか10分で襲来という想定であり、そのような緊急時に特別支援学校の児童生徒の避難が可能なのか疑問である。緊急時には体が硬直してしまう子供もいるといい、平時の訓練では想定できない事態も生じるにちがいない。県教委は「津波だけを理由に既存の学校を移転することは難しい。災害時に適切な判断ができるようにする必要がある」というが、周囲が平地で高台がなく、屋上以外に避難場所がなく、想定される巨大な津波が襲来すれば、たとえ屋上へ避難ができても校舎そのものが津波の飲み込まれる恐れもある。大川小学校は津波浸水域に指定されていないにも関わらず、津波に破壊された。そうならないためには、校舎高台移転以外に方法はない。県教委は予算不足、土地収用の難しさをあげるが、子供と教職員の命を守ることが行政の第一の役割であり、浜松のような高台がない地域では、高台への移転が最も重要な対策である。