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国民食 インジェラ

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エチオピアの主食といえば、インジェラ、日本のお米にあたる国民食である。インジェラはイネ科のテフという穀物を製粉して発酵させた発酵食品である。テフ畑は遠くから見るとまるで草原のように一面に広がり、水田のような区割りはない。背丈は低くイネのように穂が垂れ、収穫期は 月である。大きさが0.5mm程度の小さな種子で、鉄分が多く、グルテンが少なく、小麦アレルギーの人も食べられる健康食である。欧米では小麦アレルギーの人への健康食品として広まりつつある。一粒が小さいため生産量はコメの1/3で、0.8トン/ha

である。エチオピアの農地にはまだ、一部を除いて灌漑施設がなく、天水利用で、気象変化の影響を受けやすい。機械化する経済的な余裕もなく、農民の手作業で収穫が行われている。脱穀は牛に踏ませて行うことが多い。脱穀後のテフ藁はまるでピラミッドのように積まれている。

一般家庭は、テフの粉を購入し、インジェラ作りは、各家庭で行うことが多い。まず、粉に水を加えよく練り、2週間ほど乳酸発酵させる。灰色にしたお好み焼きの生地を想像すればよい。これを大きな直径60cmはある専用のフライパンに入れて、クレープを焼くように丸く整形し焼く。焼き上がりは発酵しているので小さな穴が多数開いた状態になり、この焼きあがったものをインジェラという。炊きあがったお米と同じである。

インジェラはそのまま食べるのではなく、上に様々な食材(おかず)をのせて手でたべる。

上に載せる煮込み料理を総称してワットという。最も一般的なワットはシロワットという。シロは豆のこと粉末にしたものが販売されている。まず、タマネギとトマトを刻んで多めの油でいため、水と粉末シロを入れてよく煮込む、お好みで肉や野菜を入れてもいい。油煮込みシチューである。これをインジェラにかけ、お好みの野菜を(ジャガイモ、キャベツ、ホウレンソウ、トウモロコシなど)をのせる。青唐辛子はインジェラ料理には欠かせなく、生のままのせる。好みで赤唐辛子の粉末の香辛料(バリバリものせる。見た目が色鮮やかで食欲をそそる。各家庭により、インジェラの色、味もそれぞれ違う。お米の味が家庭ごとに微妙にちがうのと同じで、ワットも野菜も家庭ごとに違い、まさにお袋の味といったところだ。食べ方は手で食べ、ナイフやフォークは使わない。ゲストとして呼ばれると、水の入った壺が運ばれ、ホストがその場で手洗いを勧めてくれる、テーブルに座ったままの食事前の手洗いである。発酵食品なので酸味がするので慣れるまでに多少時間はかかるが、エチオピアで生活するなら、インジェラは欠かせない。好物になった。食堂で一食約15Birr(75円)である。量が多く、エチオピアの人たちは、一人で食べることはなく、インジェラを囲んで皆で食べる。だからお金がなくても皆と一緒にいれば空腹に耐えることはないようだ。これも相互扶助の一つに見える。都会で食えなければ田舎に帰るというが理解出来る。昔の日本もそうではなかったか。

ドロワット お祭りなどの祝祭日のご馳走はドロワットである。ドロとは鶏の肉で、ゆで卵と一緒に油をたっぷり入れて煮込む。どの家庭でも祝祭日には食べる。お祭りの日は招待してくれるので、断ることもできず家庭を回り、満腹以上になる。

相手の口に突っ込む ファミリーとして認めると口の中にインジェラを突っ込んできて無理やり食べさせられる。それも限界を超えてもお構いなしである。最初は驚いたが、これもマナーと分かれば抵抗はないが、腹一杯になってもお構いなく突っ込んでくるのには閉口する。その晩トイレに直行ということも。結婚式で新郎新婦や親族同士が互いに食べさせあっているのをみると納得できる。

 

 

 

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