ねらい アンモニアが水によく溶け、そのため密閉容器の気圧が下がり、外部の大気圧の力を受けて噴水が観察できる。また、アンモニア水は塩基性を示すことを確認する。 |
材料 | フラスコ(丸底フラスコ、三角フラスコどちらでも良い、容量は500mL以上)試験管、ストローまたはガラス管、ゴム栓 粘土、塩化アンモニウム、水酸化ナトリウム、フェノールフタレイン溶液 |
方法 | 1 ゴム栓にストローが入る穴を開け、ストローの一方をセロテープで口が細くなるように留めゴム栓に差し込み粘土で密閉する。
2 250mLのビーカーに水を十分入れ、フェノールフタレイン溶液を滴下する。 3 太い試験管に水を5ml入れる。 4 塩化アンモニウムと水酸化ナトリウムをそれぞれ3gとり試験管に入れる。 5 フラスコを逆さまにして試験管に被せ、アンモニアを捕集する。激しく反応し発生する様子を観察する。 6 反応終了後、ただちにフラスコに約1.0mLの水を入れ、ゴム栓をしストローの先を直ぐに指で押さえてアンモニアが放出しないようにする。 7 ただちにビーカーの中にストローの先端を入れる。 8 噴水の様子を観察する。 *6、7を手際よくただちに行う。この実験は密閉が悪いと上手くいかない。 フラスコがない場合は、ペットボトルの蓋にストローが入る穴を開け、差し込み粘土でアンモニアが漏れにないように密閉する。 |
失敗しやすい原因 フラスコ内が乾燥していることが重要なポイント アンモニアは水に溶けやすいので濡れているとアンモニアが溶け込んでしまい、フラスコ内の気圧が下がらない。